THE HILL TOP TOWER TAKANAWADAI
Category:住まう
Date:2010.03.01
地下鉄高輪台駅直上に位置する五反田駅、白金駅がクランクする国道1号線に面する交差点、ヒルトップに位置するタワーマンション。
総合地所、平和不動産、東急不動産3社により企画が進み、分譲マンション → 賃貸 → 分譲 → 賃貸 → 分譲と数度の事業変遷の上、最終的には総合地所、オリックス不動産、による分譲マンション事業となった。
白金方向から坂の上にそびえたつ、29階建のタワーマンションの外装照明において、当時の灯具の技術の範囲で実験的、挑戦的な外装へ光表現を試みている。
分譲事業中、CGにあるような上下方向からの灯光装置を実装する実験を繰り返しPC版に電源通線検討過程の中で、賃貸事業変更により外装の照明付加検討は中断。最終的に分譲事業となった際には、当初のデザイン趣旨をオリックス不動産、大京により照明計画の実施を再検討するも、外装PCへの照明ルートが困難な為、外装の照明設置は断念した。計画敷地周辺は総合設計による公開空地を設け、公共通路に面する広場には「月に村雲」をデザインテーマのランドスケープデザインを施し、歴史ある高輪台の地に相応しい、品格に沿う計画として提案。歩行者空間に、竹林や風害を回避するデザイン的な風防GATE、クスノキ並木等を経過している。メインのアクセスは2階のエントランス迄エスカレーターでアクセスする外部エントランスの空間デザインが、本施設の大きな課題であり差別化するテーマでもあった。今も、東京の都心に立つ高層マンションとしての差別化された個性を放っている。
※Brilliant Architects 受託業務