ウエリス上野池之端
Category:住まう
Date:2012.02.01
不忍の池に面するNTT都市開発による分譲マンション。
万葉集にある日本の美式「透ける・重ねる・合わせる・見通す」という4つの観点をもとに、外装、共用部、モデルルームでデザインすることを試みた。
隣接する「横山大観の住まい」の築地塀と連続し、建物の「構え」とすることを共生材料とした。
外装に使用する庇の溶融亜鉛メッキリン酸処理による金属と、エントランス壁面の主材料となるブラジル産御影石を、工場検査の際「ウイオータージェット加工」により、最も御影石の魅力的な「磨き」との対比となる表情を生み出している。
共用部には「重ね行燈」を特注照明として作成し、エントランスのシンボルとした。
また、共用部の正面の床の間的な場所に「盆栽家」により、季節の盆栽を更新するサービスも共用部の大きな魅力の一つとして導入した。
※Brilliant Architects 受託業務