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長野県駒ケ根市 市民文化センター・文化会館 国内初の公開コンペ当選案

長野県駒ケ根市 市民文化センター・文化会館 国内初の公開コンペ当選案

Category:余暇する

Date:1994.07.04

石本建築事務所大阪支所の森幹夫が応募代表者として応募。
日本初の公開コンペへの挑戦で、幸運にも名誉ある1等当選となった。
当時、日本の建築界の権威である大谷幸男氏が審査委員長に評価を得た。
我々の提案はオーソドックスで一見、既視感のある屋根の形態が、多数の応募案の中で「駒ヶ岳を見上げる立地に最適な解決案」として採用された。
実施設計をまとめ、1年半の常駐監理を担当した。


提案の主要な趣旨は、以下の3つ

❶眺望を最優先:「街のシンボルとなる眺望の保全」
宝剣岳が駒ヶ根駅よりすずらん道り正面に見えるロケーションを活かし
多目的ホールが施設最大ボリュームとなり、その配置をずらし、シンボルとして見える宝剣岳を現況通り見えるよう配棟計画した。

❷日本的屋根の構成美:中庭を囲む施設デザイン構成で、「傾斜屋根の形状の美しさ」こそ宝剣岳の景観の前庭となるよう計画した。

❸地域密着:地元の森林組合の協力のもと、地産地消にこだわり「地元の唐松」を内装に採用、地域に根差した計画とした。

※石本建築事務所 在職中